ジュエリーに使われる素材(金・パラジウム・ニッケルなど)の価格推移について

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ジュエリーに使われる素材(金・パラジウム・ニッケルなど)の価格推移について

こんにちは!
いつもGYPPHYをご愛顧いただきありがとうございます。

コロナやウクライナとロシアによる紛争などの不安定な世界情勢によりジュエリーに使用される素材は高騰し続けており、2022年は多くのブランドが間違いなく価格改定を余儀無くされることが予測されます。GYPPHYも例外ではございまさん。

今回は金、パラジウム、ニッケルの価格が今後どのように推移していくのか、またそれによりジュエリーの価格がどれほど上がるのかを考察していきます。

■金の価格について
金は安心な資産として何かしら不安定な世界情勢になると投資家を筆頭に大きな買いが発生し、結果価格が上昇していきます(実際に現物を購入しているわけではなく、先物と呼ばれる金融商品を購入しているが、投資の世界になるためここでは割愛させていただきます)。

2020年にコロナが本格的に蔓延し始め金の価格は一気に上がりました。ちなみにGYPPHYでは2019年10月に発足したブランドですが、当時の金の価格は1gあたり5,100円ほどでしたが、本日2022年3月9日の金の小売価格は8,402円と約65%も上昇しております(田中貴金属工業より)。

さらに金の価格はこれにとどまらず短期的に見ても引き続き上昇していくことが予測されます。実際に昨日8日にゴールドマンサックスが金の相場予想を上方修正し、不安定な情勢が続けば3ヶ月1950ドル/oz、6ヶ月2500ドル/oz、12ヶ月同じく2500ドル/ozとしました(下記記事参照)。

https://www.kitco.com/news/2022-03-08/Goldman-Sachs-pushes-up-its-gold-price-forecasts.html

仮に2500ドル/ozになった場合、日本円にすると小売価格1gあたり10,000円を突破する可能性も十分にあり、現在よりも約20%ほど価格が上昇することが予測されます。

■パラジウム
パラジウムは主にホワイトゴールドを作る際に必要な素材になり、実は1gあたり金よりも高い金属になります。車の触媒や半導体に使われることが多く、その需要で価格がずっと上昇し続けていたのですが、パラジウムの主要生産国がロシア(生産量世界の4割)であることから、制裁による供給の停滞の懸念により昨日の取引では最高値を更新し、ますます高くなることが予想されます。直近10日間での小売価格では約35%も上昇しております。

https://fujidental.co.jp/graph07.html

■ニッケル
ニッケルはファストファッションのアクセサリーによく使用される金属(金属アレルギー反応の主な原因になりやすい素材)ですが、EV車にも必須となる素材で、こちらも同様に価格が上昇していたのですが、パラジウムと同じくロシアが主要生産国の一つであるがために、経済制裁による供給の懸念により、直近2日で250%ほど暴騰しました(ショートスクイーズという投資現象も要因ではありますが、この話も割愛します)。

※こちらの取引はさまざまな事情で取引が一旦停止になったようです。
ソース:https://www.reuters.com/business/energy/lme-nickel-trading-halted-big-short-hits-big-trouble-andy-home-2022-03-08/

 

以上のように、この不安定な世界情勢が続けば上記素材は想像以上に早い段階で値上がりが起き、多くのブランドが価格改定をすることになると予測します。GYPPHYではモアサナイトを使用しているためあまり関係はないかもしれないが、ロシアはダイヤモンドの産出国としても有名ですので、天然ダイヤモンドジュエリーはさらに値上がりすることが考えられます。

デザインなどにより大きく左右されるが、予想では金を使用したファインジュエリー系であれば最低でも20%前後、大きくみて倍ほどの価格改定が今後1年間で様々なブランドにて行われてもおかしくないと考えます(あくまでも著者の予想となります)。

とにかく早く全てが落ち着き平和な世界に戻ることを祈るばかりです。

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