モアサナイトとは?
1893年にフランスの科学者であったモアサンがアメリカのアリゾナ州北部に激突した隕石から発見したのがモアサナイトの始まりです。
天然として存在するモアサナイトは非常に希少なものだったため研究が進められ、最終的に1998年に合成モアサナイトが世界に紹介されました。
当時は技術的に製造は簡単ではなく非常に高価なものでしたが、現在では技術が進み、価格も安価になりました。
モアサナイトにはダイヤモンドと同じ炭素が含まれている為、専用の判別機を使用しないとダイヤモンドとの区別が難しいとされています。
そのため類似した宝石とも言われますが、モアサナイトはダイヤモンドとは全く違う、新しい唯一無二のジュエリーです。
Moissanite vs.
other stones
モアサナイトの特徴
輝き
モアサナイトは光を強く分散する特性があり、光の分散力の高さから※ダイヤモンドよりも2.5倍輝くとも言われています。
またモアサナイトの光は室内(蛍光灯の下)では綺麗な虹色に輝きますが、自然光ではダイヤモンドと同様無色透明に輝くのも特徴的です。
※あくまでも光を分散する力が約2.5倍あることを示し、輝きが2.5倍ダイヤモンドよりも優れているということではありません。それぞれの輝きに良さがあり、良し悪しを比較するものではありません。
耐久性
モアサナイトは炭化ケイ素(SiC)でできており、その元素構造上、衝撃への耐久性(靭性(じんせい))が非常に強く、ぶつけた時の欠けや割れがおきにくい特性があります。
また硬度は、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇り(※下記表参照)、表面への傷が限りなくつきにくい特徴もございます。
メンテナンス性
モアサナイトは脂を弾きやすい性質があります。天然石は脂が付きやすく(親油性がある)使っているうちに石が曇ってきてしまうことがありますが、モアサナイトはそのような心配がないので日常使いに向いている石と言うことができます。
重さ
モアサナイトはダイヤモンドより軽い素材となっています。(※下記表「比重」参照)
石の重さを表現する単位としてカラット(ct)を使用していますが、お客様にイメージしていただきやすいように、GYPPHYで表記しているのはあくまでもダイヤモンド相当で表しているカラット数になっています。
価格
合成化に成功し、安定した製造ができるようになったことから品質の高さの割りに日常使いとして楽しめる、優しい価格が人気の大きな理由の一つです。
More questions about Moissanite?
モアサナイトについてさらに詳しく
なぜエシカルなの?
人工的に工場で作っている石なのでこの業界で問題視されているような児童労働や紛争資源に関わることがありません。
また半導体企業で使用される素材を二次利用しているため、モアサナイトを造るためだけに電気エネルギーを大量に使用することはありません。
モアサナイトは人工ダイヤモンドなの?
モアサナイトは人工ダイヤモンドではありません。
ただ両方とも人工的に作っているという点は共通しているため、混乱されてしまうケースがあります。
人工ダイヤモンドはダイヤモンドを人工的に作っていると同じように、モアサナイトも稀に存在する天然のモアサナイトを人工的に作っているものです。
モアサナイトは炭化ケイ素(SiC)を原料にしているのに対し、人工ダイヤモンドは炭素(C)を原料としているので、使用している物質自体が全くの別物となっています。
鑑定書は存在するの?
モアサナイトに「鑑定書」というものは存在しません。ただ、その石がモアサナイトなのかどうかという区別をした証明として「鑑別書」が存在します。
※鑑定書とはダイヤモンドの品質を鑑定した結果を示したもので、4C(カラット、カット、カラー、クラリティ)の評価等が記載されたものです。